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「ウミホタルと夏の星座」開催報告

「ウミホタルと夏の星座」開催報告
 8月18日(土)午後7時に阿万海水浴場駐車場に集合して20名の親子が約2時間、夏の夜のイベントを楽しみました。
 この日の日没は6時40分頃でした。スタッフは沈み行く太陽を眺めながら浜辺でお弁当を食べましたよ♪

 昼間は酷暑が続いていますが、お盆を過ぎると日が短くなっているのを実感として感じますね。少しずつ季節は秋に近づいています。
 さて、みんなが集まったところで、暗くなる前にウミホタル採取道具を作ります。空き瓶の蓋に穴を開ける作業からスタート。トンカチと釘を使って、ミニミニ工作。
ウミホタル採取器具作り

 穴が開いたら約7メートルの紐をつなぎます。ワイワイと作業をしていると、通りがかりの地元の釣り人さんが「ウミホタル捕まえるんだったら餌がいるよ。今、釣ったばかりの小アジをあげるからちぎって瓶に入れな!」と親切にも6匹ほどわけてくれました。餌はもちろんスタッフが準備していましたが、人の情けは有り難く受けるものです・・・
 瓶の中に、用意してきたスルメイカの切り身と、ちぎりたての小アジを入れて採取道具作り完了。この瓶を海の中に放り投げて、待つこと約10分。
ウミホタル採取

 ウミホタルは、肉食でとっても食いしん坊。昼間は砂の中で潜んでいて夜に活動します。私たちが用意した餌に食いついてくるかしら?!期待に胸を含まらせながら、紐を引っ張って海の中から瓶を引き上げると・・何も入っていない???・・瓶を振ってみると・・「うわー!きれ~い♪」紫色に光ります。手にも、足元にも、服にも、紫色が飛び散って☆彡☆彡。
 ウミホタルはいつも光っているのではなく、外敵から身を守る時に頭部から発光液を分泌します。その発光液に発行酵素が作用し青紫の神秘的な光を放ちます。だから、瓶の中にたくさんのウミホタルが入っていても刺激を与えないと光りません。
 ~~ちょっと乱暴したけど、許してねウミホタル君~~幻想的な光のためブログにUPできる映像は撮れませんでしたm(__)m あなたも来年はこの感動をライブで体験して下さ~い(^_-)-☆

 さて、ウミホタルの幻想的な光を堪能したら、次は星空観察です。まずは月齢5.5のお月様を望遠鏡でのぞきます。
『ウワァー!クレーターが見える!』

 次は明るく輝く木星に望遠鏡を向けます。楕円形の木星の右側すぐ近くに3つ、もう少し離れたところに1つの小さな星が並んでいます。「あれが木星のお月様だよ。ガリレオが発見したからガリレオ衛星とも言うよ」

 ここで星座の見方の解説が入りました。さそり座、いて座、たて座、わし座、白鳥座、夏の大三角形に七夕の話し、北西の空低くに見えていた北斗七星、そして北極星の見つけ方。さそり座から白鳥座にかけて白い雲のように見えているのは天の川。
さそり座と天の川

北斗七星の柄の2番目の星ミザール(ζ)にお供の星がくっついているのが見えますか?昔は視力検査にも使われたとか。何人かの参加者はしっかり見えていたようです。

 大きな双眼鏡はさそり座の尾に向けられます。散開星団M7(メシエ7)が視野一杯に広がります。

 最後の閉めは白鳥座β星・アルビレオ。肉眼では一つの星にしか見えないのに、望遠鏡で見ると二つの星がくっついて光っています。二重星っていうんだね。アルビレオはオレンジと青緑のとても美しい色のコントラストを持った二つの星でとってもきれい!
 宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」でこの二つの星を、輪になって回るサファイアとトパーズになぞらえているんですよ!

 海の中と、空の上の神秘的な輝きを満喫したひと時でした。
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