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「春の磯であそぼう!」開催報告

4月15日(日)、うす曇の中、親子20人が、約3時間たっぷりと熊田海岸で春の磯遊びを楽しみました。
晩春から夏にかけては、1年のうちでも潮の干満が大きくなる季節。事前にタイドグラフで調べるとこの日は11時に潮が一番引くとのこと。
目の前に紀伊水道を眺めるこの岩場は自然の水族館。潮干狩りの場所は皆よく知っているけれど、この岩場は島民でもあまり分からない穴場。
ウニの素もぐりで有名な由良町にあり、この日も私たちが遊んでいる岩場の周りで長時間もぐってましたよ。

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岩にはびっしりと茶色のひじきがくっついている。すでに刈り取られた後なので短いけど、「とれたてのひじきが食べたい!」とポリ袋に詰めて持ち帰り。
海の中にはゆらゆらとわかめが生えているのが見える・・・が、危なくて手では取れない。“磯遊びマスター”が竹竿の先に鎌をつけた特製道具でゲット!!一株づつお持ち帰り。とっても大きな株で食べ応えがありました。春キャベツと鍋にして食べると絶品でしたよ!
あわびの仲間の「トコブシ」も見つかり、コレはひじきと一緒にすき焼きにして食べちゃった♪食べることばかりで失礼・・・。
最初は、なかなか見つけられなかった生き物たち。それでも根気良く眺めていると・・出てきた出てきた・・ヤドカリ、フナムシ、イソギンチャク、フジツボ、マツバガイ、クモヒトデ、バフンウニ、イソエビ、イソガ二、ハゼetcもう書ききれない!

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子どもたちに人気だったのは、アメフラシやウミウシ。これは巻貝の仲間ですが、ナメクジの化け物のようでとってもグロテスク。大きなアメフラシや、青や黄色のきれいなウミウシも見つけました。アメフラシは一匹でオスでもあり、メスでもある不思議な生き物。からだをつつくと紫色の汁を出すので子どもたちはびっくり!!
↓ほら、アメフラシだよ!
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海藻類は日差しが強まるとともに成長し、それに合わせるように生き物が押し寄せる。夏になって海藻が溶けてなくなると磯に暮らしていた生き物も少しずつ姿を消していく・・ホンのわずかな生命のラッシュ・・お昼ご飯を食べるまでは引き潮だったのに、帰る頃には遊んでいた岩場がもう海の中。宇宙の不思議を体感して、捕まえた生き物たちも海に帰して(持ち帰れなくて泣いちゃった子も・・・)、散会しました。「また、来年も会いに来るからね!」


【タイドグラフって?】
全国各地の潮の満ち引きをひと目で知ることが出来るグラフ。
以前は釣具店などでもらうのが一般的だったが、今はインターネットで簡単に知ることができる。
たとえばこの記事の“由良”のタイドグラフは こちら をクリックすると見ることが出来ます。

【アメフラシ】
軟体動物。貝の仲間で実際に小さく薄い貝殻を持っている。紫汁腺という器官があり、敵に襲われたり、体に強く触れると紫色の粘液質の汁を分泌する。
雌雄同体で、同じからだの中に精巣と卵巣を持っているが、交 尾は別の個体と行う。
詳しく知りたい方は こちら をクリック
島根県の隠岐ではアメフラシを“ベコ”と呼び、酒の肴などに食べられています。
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