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上灘里山里海再生プロジェクト 現地作業をしました

12月7日、上灘里山里海再生プロジェクトの現地作業を実施しました。

畑田を含む上灘地区の山は、50年前まで炭焼き、薪の採取などが行われ、木々は適度な間隔、樹高が保たれ、地表に日光が差し込み、下草が繁茂していました。

しかしプロパンガスの普及などで炭や薪の利用が廃り、山に人手が入らなくなるとともに、木々は育つに任せられるようになり、密林のような状態となっていきます。

地表には日は当たらず、下草は生えなくなっていきます。そのため保水力が低下し、大雨が降ると表土を押し流し、山は荒れていきます。
流出した土は海に流れ込み、アマモなど海藻を覆い、磯焼けの原因となって生産力を低下させ、魚介類の減少を招きます。

また、下草がなくなると同時に、木々の樹高が高くなるため、鹿は新芽に口が届かなくなり、餌を求めて里に下りざるを得なくなります。

このようなことから、里山里海再生プロジェクトではかつてミカン山だった段々畑を3区画に分け、1つは樹木を伐採した状態に、1つは樹木を伐採し鹿などの食害を防ぐためネットで囲い、1つは現状のまま樹木が覆いかぶさった状態で、植生の変化を比較しようと計画しました。

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7日の午前の作業は鹿、猪から防護するためのネット張りでした。

IMGP4684a.jpg

IMGP4689a.jpg

あっという間にネット張りは完了!
昼食の後、炭焼きの準備作業に。

IMGP4706a.jpg

エンジンチェーンソーでウバメガシを炭窯の寸法に切りそろえます。

IMGP4713a.jpg

炭窯に切ったウバメガシを詰めて、

IMGP4716a.jpg

土でしっかりと覆って今日の作業は終了。

IMGP4720a.jpg

上灘の地に50年ぶりの炭焼きの煙が立ち上る日は目前です。
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