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「古民家で手前みそを作ろう!」開催報告

1月26~27日に合わせて10家族26名の参加で
都市・農村交流施設「宙‐おおぞら‐」にて開催しました。

「みそ」といえば、どこの家庭にでもある基本の調味料ですが、
市販のパック入りみそを買ってくるのが、ごく当たり前の時代になっています。

でも私が小さい頃は、淡路島の農家では自分の家でみそを作るのが年中行事の一つでした。
材料の大豆も稲作の時に田んぼの周りの畦に効率良く植えられていました。
だから、呼び名も「あぜまめ」って言ってたんですよ。
自前の大豆と米麹で作る正真正銘の手前みそだったんですねぇ・・・
今では珍しい「みそくりき」も各家庭にありました。
しかし、残念ながら今では私の記憶の中にしかありません。
でも、外で豆を煮るこうばしい香りや、作る時のワクワク感、
そして何より美味しい味は、今も忘れることなく残っています。

NPOあわじFANクラブでは、
この伝統食を次世代に繋げていこうと冬の恒例イベントにしています。

下準備は、スタッフが行いました。
前日から、豆を水に浸けて、当日の朝から煮ます。

昔と同じように野外で、3時間かけてアクを取りながら柔らかく煮ました。
s-みそ1


作業も昔と同じように民家で行います。
s-みそ8


まずは、茹で上がったばかりの豆を食べてもらいます。
s-みそ2


「あま~い!」
s-みそ5


今回使用の大豆は、北海道産とよまさり。
普通の大豆より粒も大きく、糖質・タンパク質が多く、脂肪は少ない。
みそに適した品種です。
大豆選びは、美味しいみそを作るためには大切なんですよ。

地元業者の米麹とあら塩をよく混ぜ合わせて「塩切り麹」を作ります。
s-みそ7


この「塩切り麹」にひたひたの水を加えて熟成させると、話題の『塩麹』になります。

最大のお楽しみは、「みそくりき」でしょう!
s-みそ4


「わぁ~ミンチだぁ~!」大人も初体験です。
s-みそ6


大豆と塩切り麹をよく混ぜて、みそ玉を作ります。
s-みそ3


ハンバーグと同じ要領ですが、大豆の煮汁を混ぜて堅さを調整します。
容器に詰めるときは、焼酎(度数は35)で消毒をし
空気が入らないように、叩きつけて、キッチリと詰めます。
みその表面にラップを貼り付け、縁を焼酎で拭いて蓋をして出来上がり!

皆さん大喜びで、「手前味噌」を持ち帰りました。

みそ作りには3つの楽しみがあるといいます。
「作る楽しみ」「待つ楽しみ」そして「食べる楽しみ」。
みその熟成は、かび・酵母・細菌および酵素の絶妙な連係プレーが行われ、
数日~1年ほどの時間をかけておいしい味噌が出来上がります。

その過程で「みそは生きてる!」って実感できますよ
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